いつかの河畔林を夢見る景
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かつてここにあった河畔林景観をつくれたならば。
河畔に面したお家です。
川沿いに植栽をしたいというお話から、かつてここにあった河畔林を再生できたらというスケールの大きなお話に。
スケールといっても規模のお話ではなく、タイムスケールの事です。
それっぽくなるには20〜30年、自然な佇まいをみせてくれるまでには50年というそういった夢のあるお話です。
植栽には、周辺の残置河畔林の調査や潜在植生の調査などをし、初期にどのような植生をまず定着させるかを考えて植栽しました。
朽ちるもの、残るもの、加わるもの。すべてがこの地に根付いて馴染んでいくためのほんの手助け程度の作業でしかありませんが、施主様の想いに少しでも近づけるための努力のカタチがここにあります。
2014年 帯広市
デザイン:タカダ ヒロキ
施工:スマイル・ガーデン(庭十勝)