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トカチのカタチ 庭十勝

十勝・帯広で庭・エクステリアの設計・施工・メンテナンスを行っています。あなたの思いをカタチにするのが得意な会社です。豊富な事例の数々はお客様の思いの結晶です。お庭のすべてをお任せ下さい。

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2020.05.14 庭縁記



本日は植栽の日です。



メインガーデンの外周にプンゲンストウヒを植えます。
非常に贅沢な使い方と言えます。
将来は刈り込んで樹形をつくる計画です。



植穴を掘って植えますが、今回は全面客土なのであれですが、もしも既存の土壌に植える場合、あまりその土壌が植物の根の伸長に適さないようならば、広めに掘って客土を施して根張りスペースと水の適度な排水を心がけておかないと、ちゃんと成長できないこともありますので注意しましょう。
詳しくはいつか機会があるときに。



根鉢(ねばち)を土で埋め戻して水をやって植栽の完了です。
風などの外圧が予想される場合は支柱を施します。
木の植え方には大きく二つあって、「水極(みずぎめ)」と「土極(つちぎめ)」があります。
どちらを選択するかはケースバイケースです。
十勝は「水極」信仰が長くありましたが、最近は一長一短使い分けられているようです。
これも機会があればまたそのときに。



こちらは以前からここに植わさっていたヤマモミジの移植の状況です。
基本、新植と比べると移植の方が枯れるリスクが高くなります。
移植のポイントは根鉢をいかに的確に掘り取れるか、と、枝の適正処理だと思います。
植え先が過酷な環境になると、また別の問題が生じますが、ここは同じ場所に戻すのでリスクは少なくて済みます。



同じくリンゴの木の移植です。
花の前に移植できてよかったです。



防草シートを客土の上に敷き詰めます。
もちろん、雑草の発生を防いで管理の軽減を図るためです。
ただし、注意しなければならないのは、下の土は冬季間凍って膨張して防草シートやマルチングごと持ち上げてしまう場合があります。春になり凍上が収まって元どおりにシートごと戻ればいいのですが、接合部などにマルチング材は入り込み暴走シートがマルチング材の上に顔を出してしまう場合があります。
その際は妄想シートを戻す手間が生じます。そこを怠ると雑草発生の原因となってしまいますので頑張りましょう。
凍れの厳しいここ十勝では、防草シートも万全では無いということです。



火山礫マルチを施します。
後からの植栽が可能な事と、景観的に庭十勝では植栽地のマルチングに使用する事が多いです。
注意点としては、施工当初風等で細かな粒子分が飛散する事。経年では目減りするので補充も視野に入れておく事。完全に雑草類が生えないわけでは無いという事。などです。

まだ植栽は残っていますが順調に進んでいます。
今後にご期待ください。



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top photo:ミソサザイ

小さな小さな野鳥です。このミソサザイの最大の魅力は尾羽をピンと立てた姿のキュートさでしょうか。



「チリリリリ」と囀る声は体の割には大きな声です。

鳥たちが集まって、いちばん高く飛べたものを自分たちの王として認めることになりました。
ワシは太陽まで昇って行き、戻ってくると自分の勝ちを宣言しました。
ところがミソサザイは、私はもっと高く昇ったと主張しました。
ミソサザイはワシの首につかまって一緒に太陽まで昇り、ワシがいちばん高いところに達したとき、ミソサザイはそれより高くハネあがっていたというのです。
鳥たちはミソサザイを鳥の王と認め、王冠をさずけました。

というお話があるそうです。


ミーナの庭にて
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